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変化の訪れ~不登校体験談~

こんにちは☆
COREの大平です。

さて、この間、不登校のお子さんと、そのご家族とお話しする機会がありました。
その時のことを書いてみようと思います。

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Nさんは、中学時代不登校でした。
これといった理由はなかったけど、「集団」というものが苦手で、学校を好きになれなかったそうです。

高校は不登校生を多く受け入れているサポート校に入学し、1週間のうち半分くらいは学校に行く、という状態が続いていました。
高校の授業でも、少人数指導のコースやマンツーマンの面談には行けるのですが、

大きい教室での集団での授業になると他人の目線が気になったり、喋り声にあたまがくらくらするような気がしたりして、疲れてしまい、行くのがしんどいそうです。

そんな状態が続く中、家族みんなは固唾をのんでNさんが登校するかを毎日見守っている、というような感じだったそうです。

学校に行けた日は、家族みんながいきいきしますが、
行けなかった日は、どんよりした空気になっていた、とNさんは教えてくれました。

そんなNさんの趣味は、カラオケです。
学校にいけない時期も、一人や家族でカラオケに行き、歌ってストレスを発散していました。

高校に入ってからも、お休みの日はカラオケに行くことが好きでした。
そんなある日、Nさんはちょっとしたことから学校の軽音部に誘われて、体験入部にいくことにしました。

Nさんは、しっとりしたバラードが好きで、あまり激しいギターやドラムの音が好きじゃなかったので、はじめはあまり乗り気ではなかったそうです。

体験入部に行くと、顧問の先生に、まず
「なにがやりたい?」
と聞かれました。

アコースティックギターは練習中でしたが、「まだ人前でやるのは恥ずかしいな」とおもったNさんは
「ボーカル」
と答えました。

すると、
「じゃ、早速セッションしてみよう!この曲知ってる?」
と楽譜を渡されました。

Nさんはびっくりしましたが、はやっている曲だったのでなんとか歌えるだろうと思い、OKしました。

それはアップテンポで元気な曲で、Nさんが普段歌う曲とは違うジャンルだったので、とても緊張したそうです。生演奏の中、歌うのものはじめてでした。

ドラム、ベース、ギターとたくさんの楽器の音が重なり、そこにNさんの声が重なります。

はじめは楽器の音に圧倒されたNさんでしたが、だんだん音にも慣れて来て、他の楽器に負けまいと大きな声を出して歌いました。
どんどん声が伸びていき、今までで一番大きな声が出せたそうです。

セッションが終わり、ひさびさに息を弾ませたNさんは、すごく晴れ晴れした気持ちになりました。
苦手だったジャンルの歌も、すごくいいな、と思えました。

それからNさんは、

「人と関わることで生まれるものもあるんだな」
としみじみ感じたそうです。

それからはNさんは、まずは少人数の授業で、他の生徒さんともっと話してみようと決めました。

「まだ集団の授業に行く勇気はでないけど、いつかバンドでステージに立ってみたい。」
軽音部に入部したNさんはそんなふうに話してくれました。

ご家族も、
『体験入部に行ってから、Nの意識が変わった気がする。家族以外とは関わろうとしていなかったのに、今は「部活の友達と学校帰りにクレープ食べてきた、夕飯おなか入らないかも」なんて言う。困ったものだと思いながらも家族みんな、そんなNの交友関係の広がりを嬉しく感じています。』

『中学の時はほとんどひきこもりで、こんな日が来るなんて思ってなかった。

もし歌手を目指すって言ったら、以前なら「無理に決まってるよ」って言ってしまってたと思うけど、今は応援してあげたい気持ちです。』
『これからは家族との付き合いばっかりじゃなくなるだろうから、ちょっと寂しいけど、干渉しないように気を付けます。』

と、すごくうれしそうにしていました^^☆彡
毎日、学校に「行った・行かない」で一喜一憂するのも少し落ち着いてきたそうです。

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ささいなきっかけで、気持ちが変わっていくことってありますよね。

Nさんの場合も、周りからのプレッシャーからでなく、自分の素直な気持ちで「他の人ともかかわってみよう」と思えたのが良かったんだと思います。

家族であれ、教師であれ、他人から与えられただけの価値観では、それに従って生きていくことに生きづらさを感じることが出てきてしまうことも多くあると思います。

自分で感じて、考えて、初めて自分自身の価値観がつくられるんだなぁと改めて感じました。
そして、そうやって作られた価値観や信念は、きっととても強いものになるだろうな、と思います。

「自分で感じて、考える。」
大切にしていきたいですね☆

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